はじめに
まいどです!
Rockです。
今回ご紹介するのは、伊藤羊一さんの『1分で話せ2』です。
「結論から話せ」とは社会人になってからずっと言われることだと思いますが、社会人なりたての頃の私は、「なんで、オチを最初に言わなあかんねん!」と、意味不明な関西人気質を発揮し、よく上司から「話が長い」「で、結局何が言いたいの?」と厳しいツッコミを食らっていました笑。
今でこそ結論ありきで話はできるようになりましたが、世の20-30代の方でもこの話結論ってなんだっけ?と、結論迷子になってしまう方もおられるのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みに直球で応えてくれる一冊
『1分で話せ2』(伊藤 羊一さん著)を読んだ感想と、心に残ったポイントをまとめます!
感想|”結論・根拠・事例”の大切さを再確認
1.『結論、根拠、事例』をシンプルに
「まず結論!次に根拠!最後に具体例!」
…シンプルすぎるくらい基本ですが、実際に根拠や具体例については、明確にできていないことに改めて気づかされました。
伝えるべき”結論”を、自分でも深く理解・整理しておくこと。
これがロジックを構成する土台であり、準備の段階から意識すべきだと痛感しました。
2.『相手の心を揺さぶる』ことを意識する
ロジックだけでは人は動かない。
「わかりやすく」「感情に寄り添って」伝えることで、はじめて相手の心が動く。
ビジネスもプライベートも、結局ここが本質だと思います。
「意思をこめ、わかりやすく、聞き手に寄り添う」
この姿勢が、より良いコミュニケーションを生むのだと、改めて学びました。
3.『WHY→HOW→WHAT』の順番で考える
皆さんも何か課題があった時、つい「何をするか(WHAT)」から考えがちではないでしょうか。
ですが、それだと視野が狭くなりがち。
重要なのは、「なぜやりたいか(WHY)」を深く掘り下げるべき。
それが未来やビジョンを広げるために不可欠なんだと思います。
また、WHATと同様、「脱HOW思考」も重要。
どうやったらいいだろう?すぐに施策やアクションの具体に走るのではなく、本質的な課題はどこにあるのか?をまずは考えるのが重要なのではないでしょうか?
本書から学んだ重要ポイント
最初に「結論」を話します。「一番言いたいことを言う」ということですね。次の段が、「根拠」です。なぜ、そんなことが言えるのか。理由をまとめます。3つくらいあると説得しやすいです。3段目が、「たとえば」の事例です。2段目であげたことについて、その例を説明します。人は、具体的な話があってはじめて「あ、そういうことね」と理解します。3段目で、自分が持っているイメージを相手に見せるのです。
(引用:『1分で話せ2』伊藤 羊一)
最初に結論、次にその根拠、最後に具体的事例で説明する。
この流れが、もっとも相手に伝わりやすい構成だと繰り返し強調されていました。
では、どうすればいいのか。それは、まず、一番上の「結論」からつくればいいのです。
情報が不完全なまま、結論を出すために必要なのは、自分の「軸」です。僕の場合は、「顧客ファースト」が自分の軸です。
(引用:『1分で話せ2』伊藤 羊一)
情報が不完全でも結論を出せるようにするために、自分の判断基準=軸が必要。
これは昔よくあったなぁと、しみじみ実感。
上司に相談をする中で、色々質問を受けて、あれ?結局私は何を言いたかったんだっけ?となることがありました。
それこそがまさに、自分の中での「軸」がなかったんだろうなぁと思います。
なので、自分で軸を作ることが何より重要!
ロジックがしっかりしていると、聞いている人は左脳で理解することができます。でも、ロジックだけでは人は動きません。人は感情が揺さぶられると、動きやすくなるものです。相手の頭にイメージを浮かばせて、あなたが話すことが現実になったら、どんないいことが起こるのか、ということを想像してもらうことで、ワクワクしてくるのです。
(引用:『1分で話せ2』伊藤 羊一)
これ本当に重要だと思います。ロジックがあるのが前提ですが、仕事ってやっぱり人対人。
どんな時でも、その人をワクワクさせて、「これを買いたい!」「このサービスを導入したい!」と相手の心を揺さぶってナンボ!そういう人に私もなりたい。
まとめ|「伝えたいこと」を明確にしたい人すべてに読んでほしい
- 結論→根拠→事例、この流れを徹底する
- 自分の信念(WHY)から話を組み立てる
- 心を揺さぶるために「感情」にも働きかける
これらは、社会人はもちろん、学生でも、どんな立場の人にも役立つ普遍的なスキルです。
「うまく伝えられない」と思ったことがあるなら、きっとこの本は大きなヒントになると思います。
そして、まずはじっかりと実践、自分の軸を持って、結論に根拠、事例で理論武装して、感情に訴えかけましょう!
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