【書籍感想】識学シリーズ3部作(安藤広大著)|定性的ではなく定量的に。属人的ではなく仕組みで解決する。

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ベストセラーである「識学」シリーズ3部作『数値化の鬼』『リーダーの仮面』『とにかく仕組み化』を読んでみました。

今、改めて読むことで「当たり前」なことを「当たり前」にやること。
なんとなくではなく、しっかりと仕組みを構築すること。

そんなことを感じました。

本記事では、3冊の概要とともに、私が実際に読んで感じたこと・気づきを交えてまとめていきます。
「識学ってどんな本?」という方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次

識学シリーズとは

識学とは「意識構造学」の略。
人間の意識構造を理解し、組織が成果を出せる状態を作り出すための理論・実践ノウハウです。

識学はビジネスの現場、とくにマネジメント層・リーダー層に強く支持されています。
CMやYouTube広告などでも目にした方も多いのではないでしょうか。

今回はその中でも、以下のシリーズ3部作をまとめました

  • 『数値化の鬼』
  • 『リーダーの仮面』
  • 『とにかく仕組み化』

『数値化の鬼』の概要と学び

本書の概要

  • 成果は数字で語るべき
  • 感情的な評価・行動指示は避け、数字で行動を明確化する
  • 数字化によってPDCAが機能し、成果へのコミットメントが高まる

読んで感じたこと

ごく当たり前のことですが、だからこそ時々見直す意義が大きい。
人は慣れていく生き物だからこそ、「なぜこの行動をしているのか?」と自問するマインドセットが重要だと再認識しました。

また、数字で語ることでPDCAがまわりやすくなり、成果にコミットできる感覚が明確になった点も良かったです。
経験を積むことでつい「頭でっかち」になりやすい自分にとって、「意味より行動」を意識する重要性も改めて感じました。

まずは動く、そして定量的な数字をしっかりと出す、数字を上げる為にどの変数にフォーカスすればよいかを考える。ムリ、ムダ、ムラを省き、徹底的に成果にフォーカスする!

『リーダーの仮面』の概要と学び

本書の概要

  • リーダーは「嫌われる勇気」を持ち、ルールと文化を守る
  • 感情ではなく、公平なルール適用こそが組織の信頼を築く
  • 好かれようとせず、孤独も受け入れる覚悟をする

読んで感じたこと

自分の中でなんとなく理解していたことが、言語化されて腑に落ちた感覚がありました。
本書冒頭にあった「いい人をやめる」という考え方に強く共感。「孤独を感じるリーダー」でありたいと強く思いました。

とは言え、名著「嫌われる勇気」にもあるように、課題の分離をおこない、部下との間に線引をするのって、本当にしんどいんですよね。勿論、馴れ合いの関係になってはいけないし、かといってあまりにも冷たいのも違いますし。

そんな時、昔厳しかった上司のことをふと思い出しました。
よく厳しい言葉をもらっていましたし、時に理不尽と感じることもありましたが、私の成長を願って、プロセスではなく、結果で判断する人でした。

その時は理解できなかった姿勢も、今読み返すことで、その真意が分かるようになったのが大きな学びでした。

『とにかく仕組み化』の概要と学び

本書の概要

  • 属人化を防ぎ、仕組みで成果を再現可能にする
  • PDCAの質とスピードを高めるための考え方・実践例
  • 曖昧なルールは意味がない → ルールは定量的・明確にすることが重要

読んで感じたこと

特に印象的だったのは『性弱説』という考え方。
人は弱い生き物であり、そのままではサボったり怠けたりしてしまう。だからこそ、仕組みの力が必要なのだと納得感がありました。

自分の弱さを認めたうえで、毎日やることを決め、習慣化する流れが極めて重要
また、例えば「なるべく早くメールを返してください」ではなく、「3時間以内に返す」といった定量的なルールを作る大切さも学びました。

降格人事などでも、評価基準を明確化することで納得感と公正性が保てる。非常に実務的な示唆が多い一冊でした。

識学シリーズに通底する考え方

3冊を通じて共通して感じたことは、組織は「意識や情熱」ではなく「仕組み・ルール・数字」で動かすべきという思想です。

リーダーは「好かれよう」とせず、公平なルールを運用し続ける存在であるべき。
また、数字・ルール・仕組みの3本柱が組織力を高め、継続的な成果を支えていくのだと改めて理解しました。

実務でどう活かすか?

今回読んで得た学びを、以下のように実務に活かしていきたいと考えています

  • KPIの再設定と運用改善(曖昧な目標設定の見直し)
  • 部下指導時のルール明確化とフィードバック精度向上
  • 自分自身の習慣づくりにおける仕組み化の強化(性弱説の意識を活用)

なんとなく出来ていると思っていることもありますが、もっと数字で語り、ルールを整備し、仕組み回せるようなビジネスパーソンになりたいと思います。

まとめ

識学シリーズ3部作は、プレイヤー、リーダー、マネジメント層に限らず、すべてのビジネスパーソンに役立つ視点が詰まっていると感じました。

「当たり前こそ意識的にやる大切さ」を改めて実感。
これからも時折読み返しながら、組織運営や日常業務に活かしていきたいと思います。

Rock

ここからは実践あるのみですね!しっかり仕組み化できるようにしたいと思います。

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この記事を書いた人

こんにちはRockと申します。
「自分にとっての“価値”で選ぶ」

安さや流行に流されず、自分にとって本当に“Worth(価値ある)”と思えるものを選んで生きていく。小さな選択の積み重ねが、自分だけの人生の歩み(Walker)になる。

自分の選択や経験が、誰かの“納得できる選択”につながったら嬉しい。そんな想いから、Worth Walker Blogを立ち上げました。

単純にコスパが良いものではなく、"我慢しない満足"を大切に、“価値ある選択”をテーマにリアルな体験を共有しています。

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